2024.11.24

このたび、承継樓を、ウッドデザイン賞の上位賞である奨励(審査委員長)賞に選出いただき、大変ありがたく存じます。
豪雪と豪農が象徴する、上越後の厳しい自然と豊穣の歴史が育んだ、堅牢優美な「たいせつ古民家」は、人類の建築文化遺産です。
承継樓は、古民家の不便や不安を世界先端技術との新結合で解消し、「たいせつ古民家」の移改築を通じて、将来世代にウェルビーイングな古民家暮しを承継するモデルハウスです。
併せて、2020年に世界文化遺産に選定された日本の伝統建築技法を承継し、古材と多様な国産無垢材が空間を彩る長期循環型脱炭素化住宅のシンボル建築です。
今回の受賞を受け、たいせつ古民家では、下記使命の実現へむけて、一層邁進いたします。
- たいせつ古民家の移改築を通じた、上越後創生と地域基盤構築
- 日本の伝統建築 / 工芸技法の承継
- サステナブルウェルビーイングの実現
承継樓は、多くの事業者さん、職人さんの手による作品です。
第一に、技能五輪日本一の腕と古民家移改築の豊富な実績を持つ山岸棟梁と、上越後から40年以上に渡り、200余棟の古民家を全国に移築してきた丸山事業の丸山さんとの共同作品です。
更には、山岸翔さん、日出さん、星野さん、佐々木さん、鈴木さんらの大工さんたち、左官職人の平田さん、中央塗装の渡辺さん他皆さん、渡辺設備さんをはじめ、お名前を掲載しきれないほど多くの職人さんに、多大なお力添えをいただきました。
この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。